ワークスは、どの車台番号から「型」が変わるのか

 今まで3型だの4型だのと書いてきたが、いったいどこからが4型になるのか、パーツカタログにある車台番号を確認していきたい。

 まず3型。CR22Sを例にとると、100001から3型が始まる。後述のパーツカタログから推定するに、1992年10月より3型の生産が開始になったようだ。






 次に4型。CR22S-250000 から始まる。スズキ部品販売に確認したところ、1993年10月より4型の生産が開始になったようだ。つまり、93年10月以前に作られたAZ−1のミッションはそのほとんどが3型に相当すると考えられる。






 最終型である5型。CR22S-300000 から始まる。後述のパーツカタログから推定するに、1994年4月より5型の生産が開始になったようだ。





 今回見てきたミッションの載っていたワークスはCR22S-251671であり、1993年10月に製造されたものだった。つまり4型である。


 以上を踏まえた上で、AZ−1のミッションに入っているシフトの入りにくいシンクロナイザーハブは、そもそも設計ミスだったのか、それとも不良品ロットが混入したものなのかを検討する。また、シフトユニットやシリンダーブロックについている冷却水配管の違いがいつから発生したのかをみていく。