外観、その1

 会場のドアが開いてRX500のところへ猛ダッシュ。下の写真はオフィシャル及びプレス以外の人間が、レストア後初めて撮影した歴史的写真である。




 かなり特異的な形をしたリア。エンジンフードもガルウイングなのだ。ランプもそうだが、独特の形状をしたマフラーが目を引く。これらの詳細については、次回のレポートでみていく。




 再び前方から。RX500は1970年に作られたものだ。旧車ミーティングに参加するとわかるが、当時の市販車は非常に小さい。新規格の軽自動車並みなのだ。RX500は10Aのロータリーエンジンを積む。よってかなり小さくコスモスポーツなみなのかと思っていたのだが、実車を見て受ける感じは現在の普通車の大きさと大差なかった。




 正面から見たところ。この角度からみると、リアのエンジンフードはドアに完全に隠れる。RX500のポスターをみると、色が緑→黄色→シルバーへと変化し、シルバーになったときにライトが追加された。この違いがRX500は複数台存在したのではないかと言われたゆえんである。しかし今回のレストアで作られたのは1台のみであることが確認された。




 真横からみたところ。AZ−1のようにフロントノーズがとんがっており、AZ−1のようにフロントガラスが寝ている。




 そもそもRX500は1970年の東京モーターショーで展示され、70年代後半のスーパーカーブームで各地でも展示されたものだ。しかしブームが去って以降、その存在すら確かではなくなったのだった・・・