イントレピッド海上航空宇宙博物館、その1

 2日間の終日航海日を経て、明け方にニューヨークへと戻ってきた。大西洋に日が昇るところ、朝日に映える自由の女神やマンハッタンが見たかったので早起きした。




 余りの寒さに甲板には氷がはっていた。こんな景色を見て感傷に浸りたいアメリカ人はどうにも少なく、おっさんとかが1人いたぐらい。聞くと、嫁さんは部屋で寝ているそうだ。「なんとまあもったいない」と、アメリカ人の余りの風情のなさを互いに残念がった。


 着岸が近づくころに、最後の朝食。小腹が空いたとき用&空港までの飲料水として、小箱に入ったシリアルとミネラルウォーターのボトルを失敬して下船する。ちなみに下船にはざっくり2時間以上かかる。
 下船してから帰国の飛行機に乗るまで時間があるので、またしてもニューヨーク観光。大荷物を引きずって観光するわけにもいかず、またニューヨークにはコインロッカーがないため、手荷物預かりの店まで一旦タクシーで向かう。荷物を預けてから次の観光地であるイントレピッド海上航空宇宙博物館へと向かうのだが・・・実は、入港したPier(突堤)の隣にあるのだ(笑)。荷物を置くためにタクシーを拾い、手荷物預かりの店の前で一旦降ろしてもらい、また突堤に戻るわけである。拾ったタクシーの運ちゃんが、思いっきりターバンを巻いたタイガー・ジェット・シンみたいな人だったので一瞬驚いた。
 Pier86にあるイントレピッドの前から、Pier88にあるブレイクアウエイを見ることができる。数百歩もあれば移動できる距離だ。ちなみに「ハドソン川の奇跡」と呼ばれる不時着事件が発生したが、その不時着場所がこの付近なのだそうだ。



 これがイントレピッド海上航空宇宙博物館。第二次世界大戦中に建造され、ベトナム戦争にも使われた後に退役した。後ろには、ブラックバードのケツが見える。



 次頁では、最後の観光地の展示物を見ていく。