イントレピッド海上航空宇宙博物館、その2

 これがイントレピッドの全景。内部にも展示物がある。定期的に、日本の特攻機が突っ込んできた時のデモンストレーションをやっている。



 ブリッジ。中に入ることもできる。



 飛行甲板には、先ほど見えたブラックバードが。この飛行機って、本当に存在したんだね。ぱっと見、チタンでできているようには見えない。




 コンコルドまである。夢の超音速旅客機である。残念ながら、この日は中に入ることができなかった。コンコルドが飛んでいる時に問題となったのが「騒音」。ず〜っと離着陸時の騒音が問題視されているのかと思ったが、よくよく聞いていると衝撃波が地上まで届くことが問題とのこと。不正確な言葉で誤った理解をしていた。恐ろしいことだ。



 オリジナルには無かった甲板拡張エリアには、こんなテントが置かれている。しかも別料金。



 何がはいっているのかというと、スペースシャトルである。またかい。このシャトルは前回紹介した本物ではなく、地球上でテスト飛行が行われた(一度も宇宙に行ったことがない)エンタープライズである。



 この短期間に2機のシャトルを見た日本人は少ないのではないか。細かい点も本物とは異なっている。姿勢制御用のバーニアが付いておらず、蓋がしてある。また耐熱タイルは貼られておらず、黒くペイントされているだけだ。しかも「墨入れ」がしてあるため、あたかもタイルが貼られているように見える。



 「エンタープライズ」の名が付けられたのは、スタートレックファンの努力の賜とのこと。すごいことだ。これに倣って、日本の元号もそう遠くない将来「宇宙世紀」にできないだろうか。が、2文字じゃないとダメなそうなので、単純に「宇宙」とするような運動が起きないかなあ。ただ、元号は国会で決められるため、庶民があれこれ騒いでも無駄ではある。が、「ジオン党」を名乗る政党が出てきてギレンの演説みたいなことをやった挙げ句に議員が当選すれば、奇跡が起こるかもしれないし、結構楽しいかもしれない。
 一方で、「人類の優良種たる日本国国民(笑)」がこのような民意を持っているというのであれば、トランプ大統領みたいなのが日本にも生まれてしまう土壌を有するわけで大いに問題があり、また同時に「人類の優良種」を謳う資格も失うであろう。



 最後は車ネタが一切出てこなかったが、アメリカげげぼツアーは一旦おしまい。また追って、アメリカで買ってきた自動車雑誌を引用という形で紹介していくのでお楽しみに。