客船における最新のデジタル技術とは

 この縦長のものは、タッチ式ディスプレー。長さは約1mほどある。これをタッチすると・・・



 現在船上で何が行われているのか、レストランの混み具合はどうなのかといったことを調べるメニュー画面が現れる。



 今何が行われているのかというボタンをタッチすると、こんな感じで催し物のタイトルと開始時間が表示されるのだ。



 一番右にある「MAP」と書かれているオレンジ色のボタンを押すと、現在位置からどうやって行けばよいかといった地図情報まで出てくる。



 こういったサイネージが各階のエレベーターや階段の横の壁、廊下といった要所要所に設置されている。計何枚あるんだ??



 一方、客室にもテレビと兼用で同様の設備がある。言語選択が可能なのだが、日本語の設定が無い・・・というわけで、日本人には余り知られていない航路なのだ。が、日本人がいないので、海外旅行をしている気分に浸ることができる。



 メニューもたくさんあり、先ほど紹介したサイネージ同様に現在何が行われているかを調べることができる。さらにここから各種チケットを予約することもできる。普通の船なら、専用デスクに出向かないと予約できない。



 このように日々進化しているのが客船だ。他社の新造船が就航した際、現在建造中の船よりも優れた設備が導入されているのであれば、当然のことながら設計当初に無いものが追加で求められる。そのため、下手なやり方をすると赤字になるわけである。船で大赤字を出し、さらに飛行機のMRJも納期遅れが頻発する三菱重工。三菱自動車も度重なる法令違反でメタメタだ。大丈夫なのだろうか。


 次頁では、イントレピッド海上航空宇宙博物館をみていく。