解体屋にも一部がけ崩れがあった

 私の家から解体屋まで行くルートは2つある。1つはいつも使う南ルート(近道)、もう1つが、山を越えて北からはいる北ルート(大回り)だ。南ルートは例の安佐南区八木地区近辺を通過するため、渋滞して車が通れないだろうと思い、北ルートを通った。結果的にこれが幸いして解体屋にたどり着くことができた。解体屋まであと数百メートルという地点は、完全に通行不可だった。



 北ルートの写真は次頁で紹介するとして、解体屋自体の様子をみてみた。近くで土砂災害があったにもかかわらず、大きな被害は無かったが、やはり一部でがけ崩れが発生していた。ただし、規模は小さい。



 車両の半分が土で埋まっていた(この車両は被災車両ではない)。車の真横で小規模ながけ崩れが発生すると、車はこのような状況になるのだと考えられる。



 解体屋の外をみると、今まで存在しない物があった。写真の電柱状のものである。



 これ、土石流センサーなのだ。



 地滑りなどが発生し矢印の電線が切れると、サイレンが鳴るという仕組み。



 以上、土砂災害の被災車両などを見てきた。今回の教訓を踏まえ、土砂災害による被災を免れるためにはどうすればよいか考えていきたい。