コスモLにみる塩ビの耐久性

 車に使われている塩ビ部品の耐久性をベンチマークする上で、コスモLは外せない。たくさんのコスモAPが集まったので、塩ビがどのような状態になるか検証してみる。
 コスモLのLは「ランドゥートップ」のことで、屋根の後ろ半分をレザー(塩ビ)で覆った車のことだ。昔のアメ車に多く存在したパターンの1つであり、ちょっとだけアメリカンしている。マツダでアメリカンな車は、コスモL、ルーチェレガート、ロードぺーサーぐらいか??
 コスモLの塩ビの耐久性は素晴らしく、35年弱経過しても一向に劣化する気配がない。ガサガサになっていないし縮んでもいない。弾力性もある。鉄板との密着性も完璧。それにつけても、AZ−1のドアモールの品質の悪さ(ご存じの通り、すぐ縮む)ときたら、何なのだろう。



 フロントグリルは普通のコスモと同じだが、リアは全然違う。



 Bピラー以降を比較したところ。Bピラーの立ち方も異なっている。



 ランドゥートップの中央にある飾り。飾りの回りは塩ビだが、全くといっていいほど劣化していない。黒ずんでいる様子もない。



 素晴らしい耐久性をもった塩ビであった。