ミュージアムにあるコスモAP

 今回の35周年ミーティングのために、バックヤードから出されたコスモAP。以前はミュージアムに展示されていたが、改装にともない引っ込められた(結果的に、AZ−1が展示されたことになる)。



 純正のアルミ。センターキャップの作りも今の車にはない凝り方だ。



 エンジンルーム。バルブが4つ付いているので昭和53年規制適合車だ。わかりにくいがオイルフィルターが見える。銀色なので当時物だ。この状態でエンジンかかるのかなあ?



 ミュージアムに保管されているコスモAPなのだが、レストアするのに足りない部品をオーナーが持ち込んで対応したとのこと。「修理する部品が欠品だから、展示してある車両の部品が欲しい」みたいな要求がまかり通る中でのこの対応は素晴らしい。趣味の車のあるべき姿だ。ちなみにAZ−1はマフラーカッターを取り付けただけ(笑)。
 その際、オーナーがマツダ宛に書いた手紙がグローブボックスの中に残されていた。



 熱い思いが書かれている手紙。



 この事例は、ミュージアムの展示車両に何か記念になるものを入れておくことができることを意味している。AZ−1の場合も、20周年ミーティングで寄せ書きをしてもらい、それを車の中に入れて保存してもらうということもできると思う。ロードスターの10周年、20周年の記念車のように車本体に寄せ書きするのも1つの手だが、車両の個体数が限られている車はこのやり方が有効と考えられる。他にもっと良い案があればご提案を。


 以上でコスモAPの35周年ミーティングのレポートはおしまい。私は行かなかったが、ミュージアムから本社へ戻ったあとは、「松田家の墓」まで墓参りまでするという気合いの入れ方であった。次回はクーペの50周年ミーティングの様子をお伝えする。