排ガス規制に翻弄された歴史、昭和51年規制
一方こちら。さっきバルブがあった位置に何もない。写真に写っているのは、デセラレーションコントロールバルブと呼ばれるもの。
また上の写真では、エアクリーナーから茶色っぽい色のホースが1本出ているが、下の写真の車では2本出ている。
型式も「C-CD23C」となっている。
以上が昭和51年規制適合車。
一方こちらの車はというと、バルブが付いている。数は少ないけど・・・
が、型式はというと「C-CD23C」で、昭和51年排ガス規制適合車だ。
何がなんやらよくわからん。ロータリーの排ガス適合の解説書(東洋工業発行)をみても、今まで見てきたような違いに対する解説はあるのだが、細かい部分はさっぱり・・・「仕様は予告なく変更することがあります」ということか。昭和51年規制と53年規制をまたいで量産された車は当然マツダ以外の車も存在するので、いろいろ調べてみると知られざる違いが明らかになり、考古学的興味が増してくるかもしれない。
コスモAPの場合、51年規制と53年規制で明らかに異なる部分はEGRの有無だ。53年規制からNOxを減らすためにEGRがついてくる。