アリエル・アトム

 久々に紹介するのが、アリエル・アトム。外板がついていないパイプフレームでできている人体丸見えの車だ。朝の8:30までに集合しろと言うから、出発したのが朝の7:00。気温は3℃。寒い・・・寒いっすよ。向こうに見える、エクシージ・ケーターハムと比較しても、見た目のブチ切れ度合いがわかる。今回はブチ切れ度合いと、この世界の狭さを中心に紹介しよう





 まずはメーター。左がタコメーターで右がスピードメーターだ。が、目盛りの部分には黒い覆いがかぶせてあり、タコメーターをみると、「この車は3500〜6000rpmの間しか回さない!!」というオーナーの気概が伝わってくる。一方スピードメーターをみると、50〜100の間だけが見える。が、メーターの単位はkm/hではなくMPH。つまり一見50km/hのように見えるのは50MPHで、80km/hに相当する。80km以下で走ることを拒絶する筋金入りの車なのだ。



 エアインテークに「LOTUS」と書いてあるインテークが追加されている。これは私のAZ−1をニコイチにしたところで加工したもの。世の中は狭い。自動車趣味の中でしか生きられない人達と知らない間につながっていることは多い。



 走り回りすぎて、ねじ切れたドライブシャフト。矢印の部分で継いでいる。前々から話には聞いていたのだが、今回初めて拝見した。普通こんな壊れかたをするか〜。



 前回紹介したときと外見上最も異なる点は、オレンジ色のコルゲートチューブで各部が覆われている点だ。この色は、ハイブリッドや電気自動車の動力電源系統に使用されているものだ。いったいいつからハイブリッドになったんだ??


 登録年月日が鉄腕アトムの誕生日と同じ日になっている、このアリエル・アトム。末永くかわいがってあげてください。