TVR T-350、その1

 突起物を極力なくした独特のスタイリングを持ち、パワーで道路をねじ伏せるエンジンを持つ車を作るのがTVR。今回紹介するのはT-350という車だ。広島に存在するとは知らなかった。スペックとかは自動車雑誌でも見ていただくとして、雑誌では語られない詳細部分を見てみよう。



 全身FRP。そのため、バンパーとフェンダーの境がない。普通の車はバンパーがプラスチックでフェンダーが鉄。そのため境目が筋のように見えるのだが、この車にはそれがない。下の写真はヘッドライト周りで、普通の車にはかならずバンパーとフェンダーの境がみえる部分だ。T-350にはない。左右のフェンダーとバンパーがFRPで一体ものになっている。



 またいたるところに穴が開いていて、穴には網さえないのも特徴だ。上の写真のライトの下もそうだし、ボンネットに開いている穴からは完全にエンジンが見える。



 妙な段差も設けられている。



 いったい何が入っているというのか、分厚いドアだ。



 外観はこのぐらいにしておいて、この車でしか見られない、こだわりの部品・奇妙な部分を見ていこう。