初代ボンゴ、その2

 荷台の後、でっぱっている部分には何があるのだろうか・・・実はエンジンが入っている。



 ラジエターのファンが見えるが、ファンの見える方向が後になる。リアにエンジンのある車で、車の進行方向とは逆向きに縦にエンジンの付いている車はある。しかし水冷で逆向き縦置きリアエンジンというのは珍しいのではないだろうか。ちなみに4WDにすることを考えてこのようなレイアウトにしたのではない。



 下回りを見たところ。ミッションが見えるがプロペラシャフトはない。確かに2WDだ。というか、初代ボンゴに4WDは存在しない。



 横から見たところ。現在のトラックにはみられない、独特のあおりがある。現在はほとんどが3方開とよばれる、3カ所のあおりが全て開く構造になっているが、初代ボンゴトラックは、横1方開というべきだろうか、助手席側1カ所のあおりのみが開くようになっている。



 このあおりは、折り畳み式になっているのだ。もし折り畳めなかったら、あおりを倒したとき、先端が道路にぶつかってしまうので、こんな構造になっている。



 荷台がでこぼこして使いにくそうだが、1つ便利な使い方ができるのだそうだ。それは荷台に板を引いて、2重底にするというやりかた(説明しにくいんだけど)。そうすることで板の上は通常のトラックの荷台として、板の下は超低床の荷物入れとして使えるとのこと。