会場で見つけた変なもの

 これ、子供の乗る車のおもちゃ。値段は31500円。





 ペダルがついていて、コキコキ動かす車だ。ハンドルにはもちろんBMWのマーク。メーターもちゃんと描かれている。





 一方こちらは、足で蹴って進むタイプの車のおもちゃ。上の写真のものよりも小振りだ。





 小振りなので値段は安いのだが、実のところ出来はこちらの方がよかった。





 まずライトである。写真ではわかりにくいがちゃんと電球がついている。





 一方最初に紹介した方のライトは、紙にプリントされたものが差し込んであるだけだった。





 BMW特有の豚の鼻もメッキパーツがついている。プリントして描かれたのではない。





 シートだが、触感からして塩ビではなく、TPUと思われる。座りごこちもよさそうだ。施されているペイントも、バンパー用の本物の塗装みたいで、少なくとも下地と上塗り(普通の車で言う、中塗りと上塗り)はしてあった。





 私には子供がいないが、どちらを買うかと聞かれたら後者だといいたい。本物志向で納得いく作りをしていたからだ。強いて言えばタイヤがゴム製だったら非の付け所がなかった(中空のプラスチック製だった)。が、「馬子にも衣装」という言葉もある。買っても理解してくれんだろうなあ。


 今年のショーのレポートはこれでおしまい。どうも違和感のある車が目に付く年だった。来年に期待しよう。