当時ものの資料、その2
保管されていた写真があった。
主立ったものを拡大する。写真を見ると、この式典は8月21日に行われている。一方、VINとして記録されている1号車の生産日時は8月24日である。若干の違いがある。ちなみに「生産1号車」として展示されているクラタ号(PG6SA100100)の生産日は1992年9月4日となっている。100号車のみ故意に生産日をずらしたということはなさそうだ。
この記念式典の詳細が残されていた。神事なども行われたことが書かれている。また、倉田社長の挨拶も記載されている。これだけの資料が残っている・公開できるマツダ車はAZ−1だけだろう。クラタ生産だったからこそできた芸当で、マツダ生産の車だったら、公開されないだろう。そもそも、そんなマニアックなオーナーはいないし。
こちらは社史に記載されたAZ−1の組み立て工場の話。
日刊工業新聞に掲載された記事(これをクラタが転載したもの)。
ラインオフ記念のテレホンカード。一般には出回っていないものだ。
次頁は、工程図を見ていく。