NSUスパイダーの幌を付ける
幌を開けた状態で展示されていた NSUスパイダー。幌をつけてみてもらった。
矢印部分が格納されている幌。例えばマツダのロードスターのように、格納された幌がリアのトランクとほぼツライチになっているのではなく、完全に下側に潜り込んでいる。
シートを前に倒して幌を起こす。
そして、幌の後ろ側をボディーに引っかける。幌を起こしたらすぐ屋根になってくれる構造ではない。
昔のオープンカーにはリアに変な突起がついているが、そこに幌の後端をひっかけて固定する。その突起を内側から見たところ。
幌がついた。前側は同世代の車と比較してしっかりとした造りになっているように感じる。雨が入りやすい隙がない。少なくとも、ガバガバな隙が開いているロータスのオープンカーよりはるかに出来がいい。
幌をつけた状態で車室内をみてみた。幌が収納されたいた部分は、大きな空間ができた。ただ、雨が降った後、幌を乾かさずに収納したら、雨水がそのまま車内に残ってしまう構造だ。
幌とは関係ないが、おまけ写真。NSUスパイダーのキーを見せてもらった。
キーは2つある。1つはメインキー。NSU PRINZと書かれている。
もう1つは、恐らくフュエルキャップのキーではないかと思われる。
いずれのキーも、近代の自動車のキー(現在のキーじゃないよ、現在はキーレスだから)と比較するとかなり小さい。
NSUスパイダーの紹介はこれでおしまい。次回は、同時に展示されていたNUS Ro80を紹介する。