ナッソーの町を走るレンタカー

 中古車だらけの町中で、見慣れない車があった。これ、レンタカーのバギーである。乗ってみたくもあるが、事故でも起こしたら大変なことになるので眺めるだけだ。
 恐らく、日本ではウインカーを付けようが何をしようが公道走行できないタイプの車だと思う。



 複数種類のバギーがあったが、黒と黄色のバギーを見ていく。すぐに移動してしまうため、1台をじっくりと見ることができないためだ。この2台は色違いなだけである。





 左ハンドルの2シータ−。シートベルトのバックルから、3点シートベルトも付いていることがわかる。



 フロントサスは、ダブルウイッシュボーン。ドライブシャフトも見えるので、恐らく(当然?)四駆と思われる。



 小さいながらもウインチが付いている。ただ、これを使うような場面はないだろう。



 フロントフェンダーには「ここに乗るな」の表示が。がさつなアメリカ人だったらすぐに乗って折ってしまいそうだが、壊れた形跡がない。「こういう所にもたれかかったら壊れる」ことに慣れているからこそ乗らないのだろうか。
 「いかにも椅子として使えそうな部分は壊れないよう十分なマージンをもって設計・組立されている」とつい考えてしまう日本人の方が、乗って壊してしまうかも。



 リアの荷物置き場とロールバー。ロールバーはFRP製のボディーに直づけされているように見える。本当だとしたら、強度不足の感ありで、単なる飾りかもしれない。



 リアサスの詳細は撮影できなかった。マフラーは二本出しであることから、少なくとも2気筒エンジンが付いているのだろうか。



 「新車で納品された車」との観点からすると、こういったレンタルバギーしか見ることがなかった。バスで移動中に、郊外に新車のディーラーを見かけたので、観光地以外では新車が走っているのかもしれない。

 ナッソーの車事情はこれでおしまい。次頁では、観光で訪れたアトランティスを紹介する。