ナッソーは貧しいところであった

 本来は、グレートスターラップケイ(プライベートアイランド)にテンダーボートにて上陸していたはずなのだが、波が荒くて上陸できなかったため、予定より半日早く夕方にナッソーへ到着、そのまま錨泊となった。一夜明け、改めてナッソーの町中へと繰り出した。



 ナッソーへの入り口。パスポートを持って出る必要があるが、判子は押してくれない。こういうクルージングの観光地は、船の部屋のカードキーがパスポート代わりになっている国・地域があるのだが(一番近くでは韓国の釜山がそう)、ナッソーではそうなっていない。危うくパスポートを持って行くのを忘れるところだった。



 ゲートをくぐってナッソーの町中に入り、港の方向を見る。矢印がブレークアウエイ。建物との比較で、大きさが想像できると思う。



 港にたくさんあるお土産屋。ナッソーは貧しいところであった。お土産としてふさわしい物がない・・・例えばマレーシアではチョコレートなどが売られていたが(というか、チョコレートぐらいしかなかったが)、ナッソーではそれすら売られていない。ステッカー類も見ない。恐らく印刷・粘着剤の塗布塗布・カットする技術もなく、また装置を購入しても元が取れるだけ売りさばけないのだと思われる。無いのだったら海外で作られたものを輸入しろよと言いたくなるが・・・お土産のレベルで国力をうかがい知ることができる。「カリブ海でアホになって遊ぼう」という予定だったのだが、この現実を目の当たりにしてしまうと、どうにもそんな気分になれない。結局、キーホルダーなどを買った。ナッソーで落としたカネは、たったの2ドル(笑)。



 カラフルな建物があるが、何の役割を持った建物なのか色で決まっているのだそうだ。



 なぜか、日本食のレストランまである。店がたくさんあるのは港の近くだけで、少し離れると閉店した店舗跡が散見された。かなり苦しそうな状況にも見えた。



 港の近くに車のディーラーがないか探してみたが、見つからなかった。その代わり、ハーレーの店があったが、中をみるとバイクを売っている気配はなかった。どちらかというとハーレーのグッズを売っている店。



 港の近くでは、おまわりさんが手旗信号で交通整理。信号が無いからこんな事をやっているのではなく、観光地としてのサービス。日本の観光地で人力車が走っているようなものだ。



 本屋もないかと尋ねてみたが、この近くには無いという。バハマの自動車雑誌を是非見てみたかったのだが残念である。


 次頁では、ナッソーを走っている車を見ていく。