ASTRONAUT VAN

 一段目のロケットの横に、地味〜に展示されていたのがASTRONAUT VAN。宇宙飛行士を発射台まで乗せていく車である。



 目玉の展示はサターンロケットのため、こんなものに注目して写真を撮影した日本人は私が初めてに近いのではないか??



 下の右側の写真は、この車の立場の悪さというか、扱いの悪さを如実に表している。ラジエターグリルの左側、バンパーの上に空き缶が放置(捨てられて)いるのだ。う〜ん。



 後ろから内部を撮影したところ。座席の横のスペースは、宇宙飛行士が手に提げている生命維持装置を置くためのスペースか??



 運転席部分。マニュアル車であることがわかる。



 メーター部分に寄ってみる。



 走行距離は8373マイル。発射台までの距離は8マイルとのことなので、単純計算で約500往復したことになる。いったい、どこを走り回っていたのやら。



 タイヤは恐らく当時物。このバンは、アポロだけでなく初期のスペースシャトルの打ち上げ時にも使われたとのことなので、1982年の11週目の可能性がある。



 さらにはワイパー。完全にくさっているので、これも当時物と思われる。



 次頁では、月面車を見ていく。