プレッソ、外観

 AZ−1と同じバブル期に作られたスポーティータイプの車がプレッソだ。現在、車と言えばワゴンだのRVだのといった車が主流だが、当時は3ドアハッチもまだまだ大きなウエイトを占めていた。





 発売当時は世界最小だったV6エンジンが搭載されていた。



 今は無きユーノスブランド。マツダ車でありながら、マツダブランド色を隠すために、そして販売店舗数を増やせば車の販売量も増えるとの思想の元に作られたブランドといっていい。跡地巡りの好きな私としては、時間があればユーノスブランドの店舗跡地を巡ってみたいものだ。ちなみに広島では、ユーノスディーラーの跡地が歯医者になっているところがある。



 今回揃ったプレッソには、みんなリアウイングが付いていた。標準ではリアウイングは付いていない。リアウイングのないプレッソのスタイリングは、リアウイングの付いていないAZ−1よりしまらない感じになってしまう。最初からウイングを付けていれば、もっと売れたのではないかと思われる。コスト削減の影響で、標準装備にならなかったのだろう。



 次頁からは、プレッソが示唆するものを考えていきたい。