かよこバス、詳細部分

 運転席のひさし部分。雨の日はどうしていたんだろう。レインコートなんて無いから、蓑でも着て運転していたのだろうか。



 ひさしの部分はアングルで補強されていた。このアングルは市販品で当時の雰囲気に最も近かったものを持ってきたと思われる。アングルの下にはライトがあるが、ヘッドライトはラジエター直上にある。そのため、車幅灯と思われる。



 後方から見たところ。ドアがあるが、これは乗客用のものだ。やはりひさしがある。



 客室のシート。かなり短い。4〜5人がけぐらいと思われる。



 天井をみると、吊り輪が無い。よって立って乗るということはできなかったのではないか。そうするとこのバスの定員は最大でも10人程度だったと考えられる。運賃は24銭。採算がとれたんだろうか。それとも運賃は非常に高額な部類だったのだろうか。ちょっと参考までに



 1905年のバスだ。T型フォードと同年代の車である。



 2段屋根になっている。ハイルーフ仕様兼放熱用と思われる。



 次頁では、足周りを見ていく。