豊島の廃バス、その2

 廃バスに近づいてみた。確かにスクールバスだ。



 いすゞのJourneyで、「なかよし号」と名前が付けられていた。



 見えにくいが、車検証のステッカーをみると、有効期限は平成22年6月となっていた。学校は4月から始まる・自走して今の位置に上がる必要があることを考えると、平成22年4月に役目を終え、休憩所になったものと推定される。今回豊島に行ったのが平成25年のため、約3年経過したと考えられる。



 中に入ってみた。普通なら虫の死骸や蜘蛛の巣だらけなのだが、一切無い。いつ誰が来るかもわからないのに、ちゃんと手入れされている。落書きなど荒らされた跡もない。



 現役当時のたくさんの思い出が、そのまま残っている運転席。



 運転席を見てみた。走行距離は、バスとしては少ない11万キロ。狭い島内を中心に回ったのだろうから、妥当な走行距離と言える。



 これだけの思い入れのある車なのだが・・・シートには座る気になれなかった。



 廃バスの観察はこれでおしまい。再度家浦港へ戻った。