ウルフ・カウンタック、その1

 「カウンタック展をするんだったらウルフカウンタックが来るに違いない」。そう思った人も多いかもしれないが、残念ながらもってこれなかった。が、これであきらめるような交通科学館ではない。ない物は模型で展示してしまうのだ。
 以下の模型は、カウンタックの模型マニアが作ったものだ。もちろんベースとなるカウンタックの模型は存在するが、写真をみつつ種々改造を加えていった力作ぞろいである。うまく写真には撮影できなかったので紹介はしないが、カウンタックのパイプフレームを再現した模型は圧巻である。ベースとなるモデルすらない状況で、写真と実寸を見ながら作り上げたのだ。


 改めてウルフ・カウンタックの流れを見ていく。LP400のスペシャルモデルでLP400Sのベースモデルともいえる。一個人のためのモデルが、次のモデルのプロトタイプになっていくという点がすごい。何事も融通の利く時代だったんだなあ。





 最初はVer.0。ウイングの角度が変えられるようになっている点が心憎い。






 1号車。





 次頁では、2号車・3号車を見ていく。