カウンタックLP500R

 謎めいた車、LP500Rである。詳細は(といってもあまり詳しくないが)下記を参照。






 白いライン、そしてドアにあるLP500Rの文字、ウイングの形状が特徴だ。





 聞くところによると、なんでも中華料理屋で発掘されたそうだ。そのとき赤く塗られていたのだが、ウイングの形状からLP500Rではないかという話になり、中華料理屋に聞いたところ最初の色は黒だったとのこと。そこで赤の塗装をちょっと剥いでみると、白いラインが出てきたので、LP500Rと確認されたとのこと。屋外の壁に展示してあったMAKI といい、放置されていたコジマKE007といい、こんなのばかりですな。


 実はこの車、フロントガラスが割れている。



 なぜ割れたままかというと、当時の姿のままにとどめておきたいという現オーナーの意向なのだそうだ。もちろん修理すべく、LP500Rのガラスを世界中探し回ったところ、アメリカで1枚のみ発見されたとのこと。が、売ってくれるわけがない。
 LP400のガラスとは実はぼかしの入り方がちょっと違うため、現オーナーは割れた状態でもオリジナルにこだわっているのだ。

LP500R LP400

 LP500RをAZ-1的な教訓に結びつけると、やはり車の命はフロントガラス。シャシーをぶつけても溶接して直すことはできるが、フロントガラスが割れたら接着剤でひっつけて直すというわけにはいかない。修理不能な部品は確実に確保しておこう。


 次頁ではウルフカウンタックを見ていく。