ボンゴ、その2

 ボンゴの窓はスライドして開閉するようになっている。矢印部分に着目していただきたい。



 拡大すると、上も下もコーナー部分が縮んでいるではないか。



 2列目シートのあるあたりは、悲惨きわまりない。AZ−1のドアモールが縮むというが、それを遙かにこえた縮み方をしている。



 このモールが縮むとどうなるかというと・・・窓が閉まらなくなるのである。全然だめじゃん。AZ−1の場合は見栄えが悪くなるだけだが、ボンゴの場合は防犯上も問題だし、雨まで入ってくる。



 このボンゴ、1993年あたりのモデルと考えられ、縮んだモールの部品について調べてみると欠品で出ないのである。かたやAZ−1の場合はまだ出る。つまり発注が継続的にある以上、部品は出てくるのだ。ボンゴのような悲惨なことにならないためにも、ドアモールを含む各種部品は継続的に発注することが欠品防止の自衛策だと示唆される。

 ちなみに、はめ殺しにしてある窓のモールは全く問題無かった。





 話は大きく変わって、不法投棄状態にある車のインパネを見てみると・・・野呂山のオートキャンプ場の地図が置いてあった。「これは野呂山スピードパーク跡地にあるキャンプ場か!? サーキットみたいな形をしてるし」と思ったが、そことは違うキャンプ場だった。



 次回は、野呂山スピードパーク跡地に見る、廃墟サーキットの変遷について、過去の航空写真や現在の衛星写真を見ながら味わっていく。結論から言うと、放置された廃墟サーキットは森に食われていくのだ。