ボンゴ、その1

 天候が悪くて車が少なかった今回のマツダ旧車ピクニック。が、会場となった駐車場には実際に使用されているのか、倉庫として使われているのか、はたまた不法投棄されたのかわからない車があったので紹介したい。というか、味わい深い車はこの車ぐらいしかなかったのだ。またこの車のとある部品を観察することで、AZ−1に対する重大な示唆が見えてくる。

 して、その車はというとボンゴ。フロントガラス下に黄色いステッカーが貼ってあるが、これには「不法投棄監視車」とある。が、この車自体が不法投棄状態にあるような・・・



 外観的な特徴は、標準装備でリアウイングが付いていること。しかも何の意味があるかよくわからないのだ。



 ルーフの形状を見てみると、矢印部分で下がっている。車室内からみると、3列目あたりから屋根が下がっているのだ。なぜこんな形状をしているのかよくわからん。その段差を目立たなくするためのリアウイングなのか??



 というわけで、この意味不明のリアウイングを中心に味わっていきたい。



 リアウイングに加えて、リフトゲートの上方には、矢印のようなカバーが付いている。が、これって単に空気抵抗を増すためにあるような・・・ますます謎が深まるリアウイング関係。



 写真ではわかりにくいが、AZ−1のマツスピのリアウイングのように、リアウイングの下端がボディーに直づけされているのではない。GTウイングのようにウイングから出ているステーで取り付けられているのだ。そのため、リアウイングの下端はボディーから離れている。



 この意味のわからない度合いが実に味わい深い。次頁では、この車が教えてくれるAZ−1に対する重大な示唆を見ていきたい。