東京オートサロン

 なぜ東京オートサロンが記事になってるんだ〜?と思いつつ、私が買った雑誌では、CAR & DRIVERがオートサロンの記事を書いていないだけで、他の雑誌は結構な紙面をさいて紹介していた。オートサロンの取材というと中国、台湾、マレーシアでは考えられ得るパターンなのだが、まさかアメリカまでもこういう状況とは思わなかった。レポートは当然アメリカ人である。



 東京オートサロンって、アメリカ人にとって最新のチューニングトレンドを紹介する場だったんだ。知らなかった・・・



 このGノーズのZ・・・



 RB25DETエンジンに換装。



 一方こちらは、本物のケンメリGT−Rだと書いてある。本物のGT−Rとこだわるところもすごいが、「Ken and Merry」と書かず「Kenmeri」と書かれている点がすごい。ケンメリってアメリカでも通じるんだ! ただ、「ケンとメリー」という固有名詞の略語だという意味をライターや編集が知っていれば、「KenMeri」もしくは「KenMerry」という表記になっているはずだ。発音だけがアメリカに入ってきただけで、語源まではついてこなかったのかもしれない。海外から新しいものが入ってくるとき、こういう「背景の抜け」はどの国の場合でも相当あるのだろうと伺わせる事例である。
 ま、重箱の隅をつつくようなことを書いたが、極論すれば背景を含めた知識の豊富さなど大した問題ではない。知識をいかに使い、それを使って良い物を作り上げることが、よっぽど重要なのである。




 東京オートサロンのトレンドチェック!



 「日本で何が起こっている!?」みたいな感じ。オートサロンは世界に対してトレンド発信をしていたんだ。私は物好きの集まりぐらいにしか考えてなかったのだが・・・右下に見えるヨタ8は、電気自動車改造されたやつだ。



 今回はこれでおしまい。次回以降もアメリカ自動車雑誌ネタをやっていく。もちろんアメリカ人の目から見たオートサロンの記事もたくさんあるのでお楽しみに。