中国向けアクセラ
このレポートを書いている時点で、中国ではインフレが進んでいる。特に食料品はひどいらしい。自動車雑誌も例に漏れず、1年前と比較して値上げされていた。1年前は全ての自動車雑誌が10元(1元=約15円)だったのだが、11年時点では多くの雑誌が15元に値上がりした。実に1.5倍である。日本人にとっては痛くもかゆくもない値上げだが、中国の人たちにとっては深刻な値上がりである。参考までに中国では2元あると終点までバスで行ける。日本のバス運賃を考えると、5元の値上がりは非常に大きいことがわかる。
中国の自動車雑誌はどれも同じような内容で、読んでいて(正確に言うと私は中国語がわからないので「眺めていて」になる)全然面白くない。
そんな中で買ったのが、前頁で紹介した雑誌。というのも、アテンザの広告が載っていたからだ。
これら2誌から、いろいろと紹介していきたい。まず目に入ってきたのがアクセラの記事。見慣れた車でもって詳細を見ていこう。
計4ページにわたって紹介されていた。
シートは本革で、日本の標準仕様にはない設定だ。また中国のどの雑誌にも見られる、後席の足下スペースなどの記事も掲載されている。
インパネの写真。中国は左ハンドルなのだ。ディスプレーには「Hello」と英語が表示されているが・・・
こっちのディスプレーは中国語表記だ。
あとは小ネタ。ZOOM-ZOOMって、中国語で下の写真のように表記されるんだ。
スペック。
ま、読むに値するところは無いですな。次頁では中国の現地自動車会社が作っている「中華」を見ることで、中国自動車会社の実力を見ていこう。