各国自動車会社を中国語でなんと書く??

 怪しい部品が少なかったので、本屋で子供向けの車の本を買った。各国自動車会社が中国語で紹介されているのだ。ここで中国語の勉強をやってみよう。なまじ漢字の意味がわかってしまうので、笑えるものもある。
 中国語表記の仕方は大きく分けて3つある。1つは母国語の発音を中国語に当てはめたもの。もう1つは、会社のコンセプトを中国語に託したもの。この場合、母国での会社の呼び方と全く異なる発音になる場合がある。最後は日本の自動車会社に当てはまる場合で、日本語の漢字をそのまま中国語に置き換えたものだ。



 ベンツとBMW。ベンツは「駆け抜ける喜び」を中国語で書きたかったのか、「馳せ参じる」の「馳」が入っている。BMWは「宝の馬」だ。



 ワーゲンとスマート。スマートは、中国語の発音をそのまま漢字にしたようだ。スマートの「す」はガス(瓦斯)の「斯」。日本語の発音では、「すまとく」みたいに読めることから、だいたいそんな感じなんだなあということがわかる。



 ワーゲンはこんな字。



 ↓の字の意味は「みんな」ということらしい。元々の意味を中国語に直したパターンだ。



 私はこの文字をみて、VWのマークによく似た感じを探して当てはめたのかと思っていた。つまり、上の写真の漢字を逆さまにする。そして上下を入れ替える。するとVWのマークにそっくりになる。が、これは嘘解釈。


 フェラーリと日産。フェラーリはフランスの拉麺屋が売っている車、日産は尼さんが乗る車みたいだ。



 本田と三菱。日本の漢字をそのまま中国語に適用したパターン。そのため発音が全く違う。



 トヨタとジープ。横3本線に1本の縦線が引いてある漢字は、「豊」の中国語における省略文字だ。



 ポルシェとブカッティ。中国で2台ほどポルシェを見た(カイエンは対象外とする)。一瞬のことだったので確信が持てないのだが、排気音が日本と全然違っているように感じた。日本のポルシェの音は、どことなく空冷ポルシェに似た音がするのだが、中国では形容しがたい音がしていた。13Bのロータリーを積んだパークウエイ(マイクロバス)より変な音。



 最後はマツダ。写真はなぜかマイナーなCX-7。なんでこの車を選んだの??



 と、だいたい中国語がわかったところで、中国の人が持つ、驚異の日本語能力を見ていきたい。