MINI E、その1

 MINIのつくった電気自動車がMINI Eだ。ただし市販車ではなく、実験検証車。が、検証車といえども、これがまたネジが飛んでいる。



 見た目は普通のMINIと変わらない。



 フロントグリルには、電気自動車を表すマークが・・・JAFのマークか(笑)。話は変わるが、ラジエターグリルにネジ止めするJAFのマークを取り付けた車は減ったなあ。自動車のデザインの変化が原因か。



 気になる内装がこれだ。2シーターになっている。なんじゃこりゃ(唖然)。



 リアシートをはずしてできたスペースには、リチウムイオン電池が搭載されているとのこと。ルノー ルーテシアターボのように、リアにエンジン(MINI Eの場合はモーター)があるのかと思った。



 MINI Eの電池の容量は35kWh。i-MiEVが16kWなので、その2倍を容量の電池が搭載されている。それにしても、リアシートを取り外してまで検証車を作るとは。正直、頭のネジが飛んでいる。市販の電気自動車の多くが4人乗り以上になっている中でこんなことやるなんて、技術的に格好悪くてできない。また車重はベース車両に比べて約200kgほど増加している。この要因はすべて電池にあるといっていい。



 運転席は、見た目普通のMINIと大きな変更点はない。ただGPSのモニターがインパネに取り付けられている。



 既にご存じの方も多いと思うが、MINI Eの公道における実証実験が行われる。申し込み締め切りは、2011年6月19日まで。ただし、当選者は実験に参加するとともに、6万円/月の負担もしなければならない。


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