トヨタS800 ガスタービン・ハイブリッドカー、その1

 これがヨタ8のガスタービンエンジン車か〜、と思ったら、なんとヒストリックガレージに置いてある、普通のヨタ8ではないか(ナンバーを見れば分かる)。個人的に一番期待していた車だっただけに、がっかりきてしまった。




 あとは説明書き。皆さん、読んでくだされ。




 トヨタのガスタービンエンジンの歴史。意外にも1990年代初頭まで研究が続けられていたんだ。これにはちょっと驚かされる。




 エンジンは何であれ、トヨタのハイブリッド車は1975年が事実上のデビューの年らしい。ちなみにマツダの初代ハイブリッドカーは、大阪万博の移動車両として使われたEX500であった。ロータリーを搭載したパラレル式のハイブリッドだった。パラレル式という点では、現在のプレマシー水素ロータリーハイブリッドと共通している。1970年時点ではトヨタより5年は先行してたんだけどなあ。




 これが本物のガスタービンエンジン車の写真。ガスタービンをGTと略している。相当すごそうに見える。




 これがシステム図。パラレル式のハイブリッドと呼ばれるもので、ガスタービンエンジンで車を直接駆動するようになっていない。ガスタービンエンジンで一旦発電し、モーターで車を動かす。エンジンとモーターで車を動かす現状のプリウスとは異なるシステムになっている。また、エネルギー回生という考え方も入っていない。



 緒元である。ベースとなるヨタ8と重量がほぼ同じになっていることに驚かされる。ヨタ8の大きさはAZ−1と同程度。これにガスタービンエンジンが載っているのだ。ブルースワットに出てくるストライカーの設定ではガスタービンエンジンがのっていることになっている。「こんなんウソじゃ〜」と思っていたが、あながちウソではないことがわかってしまった。