ロータスヨーロッパ

 MINI、フィアット500、ビートルが前モデルの面影を残しているのに対し、前モデルの面影を全く残していないのが新型のロータスヨーロッパ。それもそのはず、ロータスエクシージとの兄弟車なのだから。




 リアにエンジンがある以外は、前モデルと全くことなる。しかもエンジンはFFベースの横置きだ。今回のレポートの流れからすると、「横置きFFのエンジンを載っけたリアエンジン車」と捉えられるかもしれない。しかし見方を変えると、旧型ロータスヨーロッパは「縦置きFR車のエンジンをリアに持ってきた」と言えなくもない(ミッションはリアエンジン用にする必要があるにせよ)。なぜなら当時はFRが主流だったのだから。もし当時もFFが主流だったら、旧型ロータスヨーロッパも横置きFFのエンジンを後ろに持ってきたのではないだろうか。




 正直、私はこの車が走っているのをまだ見たことがない。エリーゼ・エクシージは結構見るのだが。そういえばロータスエランも、前モデルとは似てもにつかないスタイルで、大分前に復活した。が、実際に走っているのを見たのは1回くらいじゃないかと思う。前モデルのスタイリングを踏襲しない新モデルは、日本では受け入れられないのだろうか?




 新型のロータスヨーロッパは、去年の輸入自動車ショーで初お目見えとなった。が、他の車に目立った物が無く、レポートとしてまとめるだけの分量に達しなかったので、今回初レポートとなった。
 外観以外でエリーゼ・エクシージと異なる点はというと、内装が革貼りになったことだ。内装の形自体はエリーゼ・エクシージとほとんど同じである。