いろいろな看板、ETCゲート

 さて道路でみかける看板の仕掛けについて紹介しよう。まずは凍結注意の看板。温度が変化すると「凍結注意」に自動的に変化するものなのだが、その仕組みはと言うと・・・




 形状記憶合金の伸縮で看板が回転するのであった。矢印で示すバネのようなものがそうである。電気で動いているのかと思っていた。




 ランプがないのに光るように見える看板。一見すると何の変哲もない看板なのだが・・・




 文字の中にスリットが入っているのがわかるだろうか。これ、逆光で看板の文字が読めなくなるのを防ぐためにあるのだ。例えば、普通の看板なら西日で看板の文字が見えなくなるような状況でも、この看板ならばスリットを通して西日が入るため、ランプがなくても光っているように見えるという仕組み。




 子供用のETCゲート。ペダルカーで走っていくとゲートが開くというものなのだが、ETCゲートはどんなになっているのか見てみた。ETCゲートの前に車をとめて写真を撮影するなど、林家ぺー・パー子師匠でも絶対やらんぞ。というわけで観察してみた。




 ゲートの開閉部分。しかし、係りの人に聞いてみると本元と全然違うとのこと。




 が、本物とほとんど同じと言われた部分があった。それはゲートのバーである。結構素早く動くので、一体どんなもので出来ているのかと思ったら、発泡スチロールだった。水道管に巻く防寒材があるが、ちょうどそんな感じのものだった。それが長い平板で出来た心材に巻き付けてある。仮に車がバーにぶつかっても心材の方が曲がり、車にキズがつかないようになっているのだそうだ。