ルノー アバンタイム

 またまたルノーの珍車、アバンタイムだ。この車、巨体を持ちながらも5人乗りで、ドアは左右に1枚づつしかない。後の人も楽に降りられるように、ドアが長くなっているのがデザイン上の特徴。しかも大きなドアを少スペースで開けるため、ドアが変則的な開き方をする変わり者だ。




 変則的な開き方をしているのがわかるかな?? なんと説明していいのやらわからないのだが、この動きによってドアを大きく開かなくとも十分な乗降スペースを確保できる。




 変則的な動きをするドアヒンジ部分を真上から見たところ。どういう構造になっているのかよくわからない。



 おかげで、ドアをあけると、ドアが前へ飛び出してくる。こんな車、見たことない。ガルウイングよりよっぽど複雑な構造だ。




 ただでさえ珍しいアバンタイムだが、もっと珍しいものを見せてもらった。アバンタイムのタイヤ交換である。なんとスタート地点に来る途中でタイヤに太いボルトが突き刺さってしまったのだ。空気の漏れはないのだが、ボルトの頭が道路に当たってうるさくてかなわない。
 が、オーナーさん、スペアタイヤをどうやってはずすのかわからない。マニュアルを取り出して、スペアタイヤのはずし方を発見した。まず、荷台の底に開いている穴に工具を突っ込んで、ぐるぐる回す。




 そうするとスペアタイヤが降りてきた。




 これで無事出発できる。左前のタイヤだけホイールキャップが付いていないのが悲しい。