お約束の水素ロータリー、その2

 水素ロータリーエンジンのカットモデルがあった。このモデルは手でローターが回せるのだ。




 裏側には取っ手がついている。これを持って回す。




 インジェクション部分を拡大したところ。ガソリンと水素用の2つがついている。マニホールドに付いているのがガソリン用、ローターハウジングに付いているのが水素用。水素は直噴なのだ。



 水素用のインジェクター。ローターハウジングの頂点部分にある黒いのがそうだ。ただし、現在の水素ロータリー車は水素用のインジェクターが2本ついているので、このカットモデルは古いタイプのエンジン??




 矢印で示した穴が水素の出るところ。特段変わった形状をしているわけではない。




 下の写真は、スズキの燃料電池車がガス欠でとまってしまったシーンだ。その横を走る水素ロータリー。




 試乗会では最初に水素で走って、途中からガソリンに切り替えるのだという。この話とガス欠を見て思った。


『途中で水素からガソリンに切り替えるのは、水素をケチるためですかぁ?(邪推)』
 返答は
『いやいや、この車の売りは水素で走りながらガソリンに切り替えてもスムーズに切り替わることが売りで、それを体験してもらうためのもの』

 とのことだった。