ジャッキアップする

 自作したスピードジャッキを使ってみた。




 ダブルナットで回す場合、通常は内側のナットを回す。その方がナットがはずれにくいからだ。しかし今回の場合、使用するソケットの深さが浅かったため、外側のナットを回すしかなかった。




 あと台形ネジは、ネジピッチが非常に荒い関係でナット山をぴったり合わせることが出来なかった。そのためディープソケットを使ったとしても外側のナットを回すしかない。




 実際にジャッキアップしてみた。すると上がる上がる。何回も使用したが、懸念されていたダブルナットのはずれはなかった。



 矢印で示すようにタイヤを浮かすまで上げるのに、5〜6秒程度。トルクが調整できるインパクトレンチの場合、設定トルクを一番弱くしても問題なくジャッキアップできた。




 使ってみると、想像以上に便利。エアツールや電動インパクトを持っている人は是非とも手元においておきたい一品だ。私ももう1つ作りたい。なんといっても軽いし、楽だし、小さいし、最低8cm〜最高30cmまで上がる広い作動範囲でありながら、ジャッキアップのスピードが速い。本来やってはいけないことだが、油圧で作動しないためウマとしても兼ねることができる。ちょっとしたジャッキアップ作業なら、これに決まりだ。なお、キャリィのパンタジャッキを新品で買うと3850円もするので、解体屋から買ってくること。そうしないとアストロで売られているものより高くつく。
 あとアストロで売られている物とは決定的に異なる点がある。それはジャッキアップする時に回すネジの方向。通常時計回りにするとジャッキが上がっていくのだが、今回製作したものは反時計回りでジャッキが上がっていく。その点を注意して使用して欲しい。