ソケットカバーのフィッティング性

 ソケットカバーの役目は、H4バルブとヘッドライト筐体の隙間から雨水が入ってくるのを防ぐことにある。筐体とカバーとの間に隙間ができたら意味がないのだ。そこで各ソケットカバーをAZ−1のヘッドライトに取り付けて、フィッティング性を検証してみた。

 AZ−1の場合。これが基準になる。



 CR系ワークスの場合。矢印で示しているのはAZ−1のソケットカバーの跡。ワークス用は直径が小さいため、接触している部分が小さくなる。が、横から見るとフィッティング性はまずまずのようだ。



 AA6(前期)のキャロルの場合。高さが高いため、普通に取り付けるとH4バルブの端子までも覆ってしまう。



 しかし、さらに押し込んでやると普通通り端子が見えてきた。



 するとここで思わぬ結果が得られた。押し込んだためソケットカバーの直径が広がり、AZ−1の場合とほぼ同じ大きさになったのだ。しかも、押し込むということはソケットカバーがヘッドライト筐体と密着しようとする力として作用するため、フィッティング性はAZ−1純正を超えてしまった。



 フィッティング性検証のため、ソケットカバーの端と「12V60/55W」と印刷されている部分までの距離を計測してみた。
 AZ−1の場合。



 ワークスの場合。ちょっと距離がある。



 キャロルの場合。AZ−1とほぼ同じだ。



 以上の結果、ワークスのソケットカバーを装着しても問題はないと思われるが、キャロル用が最もよいと判断される結果となった。