マニュアルミッションにATFを入れてシフトフィールを改善する(市川追記)

 つーやんさんの情報によると、フラッシングオイルを入れて模擬走行した際、ギアはスカスカ入ったそうだ。これはオイルの粘度と関連があるとのこと。私も粘度の高いミッションオイルを入れたら(安かったので)、ただでさえ悪いシフトの入りが極端に悪くなった経験がある。となると粘度の低いオイルを入れると、これだけでシフトフィールが改善される可能性がある。

 つーやんさんにオイルのカタログの情報をもらったところ、動粘度で判断するとATFが一番粘度が低いことがわかった。特に低温時の差が著しい。



 以下、ギアオイル。





 ついでにエンジンオイル。







 ミッションオイルのかわりにATFをいれるとは・・・と驚かれると思うが、実は実績がある。BMW等に搭載されているゲトラグ製ミッションはATFが純正指定なのだ。またバイクではエンジンオイルがミッションオイルの役目も兼ねている。


 ミッションオイルをATFにして1年が経過したが、今のところ問題は発生しておらず、また本来の目的であるシフトフィールも大幅に改善した。特に冷間時のシフトの入りが劇的に改善された。安価な方法なので、ミッションオイルを交換する前に試してみる価値はあると思う。ただし十分な検証ができていないため、激しい走りをする人にはお勧めできない。