ヤフオクで買ったテンパー

 テンパータイヤを新品で買うのことは可能だ。が、価格は約6500円。さすがにこんなカネは出せない。となるとヤフオクで新品同様の中古を買うことになるのだが、1つ問題がある。最近の新車は13インチのテンパーを積んでいないのだ。AZ−1のクラスは12インチか14インチに大別される。新品同様のテンパーはヤフオクでの入手が困難な状況だ(10年以上前の古い13インチのテンパーなら手に入るが、これでは意味がない)。14インチのテンパーをホイールごと買ってAZ−1に装着する手もあるが、PCDが114.3になっていないため通常の場合このやり方はできない。

 いろいろ探すと、ekワゴンの前期型が13インチだということがわかった。後期型からは14インチになる。ekワゴンの前期型が13インチのテンパーを積んでいる最後の国産車かもしれない。手に入れるなら今の内だ。ただし、ekワゴンの前期型といっても5年間くらい作られていたようなので、例えば2002年製造のekワゴン用テンパータイヤもヤフオクではよく出回っている。タイヤの製造日を確認してから買おう。
 下の写真がekワゴンのテンパー。PCDが100なので、標準状態のAZ−1にそのまま取り付けることができない。サイズはAZ−1と同じ。メーカーはTOYOタイヤ。



 製造年は2007年の49週目。テンパー交換時点で約4年前のものになる。



 タイヤ本体を見ていこう。



 タイヤの山は、AZ−1純正と比較しても似たようなものだった。



 タイヤの表面のシワは、もともとから存在し、劣化などして生じたのではない。



 ここでちょっと話が変わって、みなさんはテンパータイヤの空気圧を測定したことがあるだろうか。空気圧は4.2kgf/cm2(←単位が古いですな)なのだ。が、多くのテンパーは空気が抜けてしまって、いざというとき役に立たない。
 下の写真は組み替える前のAZ−1のテンパー。私は冬と夏でほぼ定期的に空気を入れているので、ほぼ規定値に近い値になっている。



 一方、ヤフオクで買ったekワゴンの空気圧はというと、2kgf/cm2であった。全然ダメである。皆さんもテンパータイヤにも定期的に空気を入れよう。



 次頁からはテンパータイヤを組み替える。テンパーだからチョロいんだろうと思ったら大間違いであった。