概要

 オーバーヒートミーティングでは、怪しい車を紹介するだけでなく、自動車の集まりのベンチマークとしても観察している。「どんなイベントを行ったらどうなるか」今後の参考にするのだ。

 今年のパンフレットに掲載されているイベントマップを見てみる。去年はB級ライセンス講習などが行われていたのだが、今年は無し。自動車のイベントで、自動車に関係がある出し物だっただけに、ちょっと残念。



 観客数などは公開されていないためわからないが、エントラント数はパンフレットをみればおおよそ把握できる。走行イベントは若干減少気味にみえる。左が今年、右が去年のパドック。



 これは走行会の駐車場所の写真。




 クラブミーティング。各クラブ向けに、専用の駐車スペースが確保される。最盛期は40近いクラブが参加し、駐車場所はミニコースだった。が、年々減少してしまい、去年は16クラブの参加だった。



 今年はさらに減少して11クラブ。



 過去、イベント内容は色々と工夫されてきた。女性同乗者のためのネイルサロンまでやったことがある。が、有意差がわかるほどの効果は得られなかったと思う。減少傾向は、単に「車離れ」では説明がつかない。唯一説明が付くのは、フェラーリのF1が走るか・走らないかという点だけだ。走っていたときは多かった。車離れが原因だったら、フェラーリにも興味がないはずだ。
 となると、原因は参加する側は趣味の車への飽き、観客側は趣味の車への無関心ではあるまいか。この際、趣味の車に関心がある人だけに絞ってやれば、もっと良い濃密なイベントになるんじゃないのと考える次第だ。