BT-50(ピックアップトラック)

 ピックアップトラックとは、乗用車兼トラックみたいな感じの車で、日本ではほぼ全滅したカテゴリの車だ。が、新興国や先進国の中でも農業が盛んな地域で需要のある車である。

 紹介するのはBT-50。写真でみると大きさがよくわからないと思うが、実際はとんでもなく大きい。感覚的には、例えばダブルキャブのサニトラではなく、乗用車の形をした小型トラックに近い。





 スペック。タイで生産され、オーストラリアなどへ輸出されている。車の大きさはともかく、最小回転半径が12.4mもあることに驚かされる。 訂正です。最小回転直径でした。



 内装を見ていく。「元々は商用車だから」とはいえ、なんか安っぽい。打ちっ放し(表面が柔らかくない)インパネの表面、ウレタンのステアリングがそれを物語る。



 メーター周りなんかも、なんだかなあ。



 ドアトリムもPPの打ちっ放し。



 一見すると本革シートのようにみえるが、近くに寄って見ると全て合皮だということがすぐにわかってしまう質感のシート。



 なんじゃこりゃ、と思って価格を聞いたらびっくり。なんと日本円で500万円を超える、マツダで最も高額な車なのだそうだ。とても信じられない。

 次頁では、日本では販売されていないMazda 2(デミオのセダン)、中国のみで販売されている車CX-4を見ていく。