錆びたタンクの中に入っていた燃料ポンプをみる
いけさんから頂戴したポンプは2つあった。2つとも前頁で紹介した錆のわいた燃料タンクの中に入っていたもので、1つは不動品、もう1つは作動品である。作動品は、燃料ポンプがうごかなくなったからその交換用として使ったポンプである。そのため、こちらの方が新しいポンプということになる。
まず不動品をみていく。
端子間の抵抗は、約25オーム。導通はある。
低電圧電源に繋いでみると、電流が13アンペアほど流れた。これは異常である。固着しているから、こんな電流値になるのだ。
一方で作動品。新しいはずなのだが、モーターの外観には既に錆が発生している。 導通抵抗は約30オーム。不動品とほぼ同じだ。
低電圧電源に繋いでみると、1アンペア程度である。モータも回る。
なぜこんな違いがでるのか。その原因を探るため、次頁では不動品のポンプを見ていく。