HiroshimaとNew York、2つのground zero

 今回乗った船は、ノルウェージャンクルーズのブレークアウエイという船。排水量は約15万トンで、排水量で比較すると2016年現在で世界9番目の大きさだ。18階建てで一番高いところは海面から50mはあると思う。




撮影場所はナッソー


 斜め前から撮影すると、幅方向が一定でない(段差がある)。この構造は最近の大型客船に共通しており、恐らく強度を増すための構造と思われる。



 屋上にはいろいろなアトラクション付き。これについては別途紹介する。



 話を本論に戻そう。ground zeroとは爆心地という意味。出航前にニューヨークへ宿泊したのだが、ホテルの場所が9.11のあった世界貿易センタービルまで約300mのところだった。ホテルは9.11以降に建設されたのだが、ビルが倒壊したときには恐らくこのあたりも粉じんに飲み込まれたのだと思う。また一帯は、現在も再開発が行われており乱雑な状態だった。
 観光目的でground zeroにいってみた。現在は新しい世界貿易センタービルである「One World Trade Center」がちょっと離れた所に建っている。



 もともと世界貿易センタービルが建っていた場所は9.11メモリアルパークとなっている。広島にも原爆が投下された爆心地があり平和公園となっているが、9.11メモリアルパークの方が、圧倒的に綺麗だ。壁伝いに水が流れ落ちるようになっており、夜はライトアップされる。



 次頁では、「National September 11 Memorial & Museum」を訪れる。