会場にやってきた魅力あるデザインの車たち

 ミーハーなフェラーリやランボルギーニの激減(ついでにいうと、大昔に比べてミニも減った)によって、真に車を愛する人のためのミーティングに変貌を遂げつつあるように見えるオーバーヒートミーティング。最近では、アメ車も増えている。日本車にはない魅力的なデザインをもったアメ車を見ていこう。

 ダッジのチャレンジャー。意味不明とさえ言える無駄な大きさが、日本車にもヨーロッパ車にもない魅力だ。



 個人的に注目したいのが、フロントマスク。日本車にもヨーロッパ車にも見られない、でこっぱちデザイン。人にぶつかったら、はね飛ばすというより突き刺すに近いスタイリング。はねた人よりも、はねられた人の方が悪いといわんばかりのスタイリング。でこっぱちデザインで空力が悪化し走りが悪くなるんだったら、エンジンのパワーを上げればいい。パワーが上がって燃費が悪くなっても、石油は掘れば出てくるんだから大した問題ではない。燃費の悪化で二酸化炭素が増えたといっても、二酸化炭素より温室効果ガス係数の高いガスはたくさん存在するんだから、少々はおかまいなし。そもそも論として、世界各地で公表される二酸化炭素濃度は正確なの?? 全ての濃度計が同じ値が出るよう、ちゃんと校正してある装置の値で議論しているの?? データの信頼性という最も根本的な点を議論をした形跡のないCOPって、いったい何のための会議なの?? と、アメ車オーナーの声を代弁。とはいえ、意味のないエネルギーの浪費はよろしくないのだけは間違いない。



 かわってマスタング。後方に見えるクラウンと比較すると、バンパー類の張り出し方が違う。もちろん、個人的にはマスタングの方が好きだ。
 なお、1990年代に復活したマスタングのフロントマスクは上記のクラウンのような丸いもので、魅力がなかった。が、原点回帰のおかげで魅力的な車に仕上がった感じだ。



 昔は日本車でも、でこっぱちデザインをした車がたくさんあった。そのうちの1台が117クーペ。この車もまた、毎年参加している車両だ。



 この車もでこっぱち。こんなスタイリングの車が作れないのは悲しい限りだ。



 次頁では、会場でみかけた変なものを見ていく。