その他の部分&おまけ

 タイヤはグッドイヤーの、扁平率が低いタイプ。70とか80程度では。現代の車は扁平率が低い方がかっこいいとされているが、コブラは扁平率の高いタイヤの方が似合う数少ない車。



 ホイールにはスピナーが取り付けられているが、走行中に外れないようにするためか、それとも盗難防止のためなのか、ワイヤーで脱落防止措置がとられていた。



 後方から見たところ。ボディーラインの「うねうね感」をお楽しみください。



 「いや〜、これが本物なんだ」としか言葉が出ません。コブラのように様々なレプリカが出る車もまた一興、AZ−1のように、仮に人気があったとしても絶対にレプリカが作れない構造をした車もまた一興。となると、どちらのパターンが個人の好みにあうかという問題にも繋がってくるが、やはり我々としては、生まれながらの絶対唯一無二の車を推したい。昔は大量に生産されたが、みんなに捨てられて数が減った結果としての唯一無二の車となってしまった車も多いが、プロセスとして明らかに不幸なことなので、AZ−1でこういうことが起きることは絶対に避けたいのであった。




 話は変わって、おまけコーナー。実は、広島市交通科学館で展示されていたフェラーリ512BB ツインターボケーニッヒバージョンも、ちょっとだけ展示されていたのだ。交通科学館で展示してあったときより近くで見れるぞ。



 交通科学館で展示されていたときには気がつかなかった部品が矢印部分にあった。



 それは・・・ワゴンRに使われているアイドルスピードコントロールバルブ(ISCバルブ)。しかもカチカチ音のしないタイプだ。こんなものがケーニッヒに使われているとは思いもしなかった。ケーニッヒが付けたのではなく、日本で付けられたものなのだろう。



 このバルブがアイドルスピードの調整に使われているとした場合、AZ−1的に1点安心材料になる。アイドリング時、エンジンからカチカチ音が出ないようにするでも、このバルブを使用しているのだが、このバルブはもともとNA用である。ターボ車につけて、過給時に漏れが発生したり、最悪の場合バルブが破損してしまったりすることを懸念していたのだが、ツインターボのケーニッヒで大丈夫なのだから、AZ−1に取り付けたところで全く問題ないだろう。めでたし、めでたし。


 次回は、BMWイセッタについて報告する。これまた珍しい3輪仕様のイセッタだ。