ネジ

 自動車に使われるネジには、ホームセンターなどで入手しにくい「細目」のネジが多用される。例えば、「並目」ならピッチ1.5mmだが、「細目」になるとピッチ1.25mmになる。MonotaROでは、細目のネジを入手することができる。
 また車をいじっていると、分化する部位にもよるが、感覚的にはボルトの方が余ってくる。ボルトとナットで締結されていることは少なく、雌ネジが切ってある相手に、ボルトで締結する場合が多いからだ。しかも、落とすなどして紛失してしまうのは、ナットの方が圧倒的に多い。そうなると、ますますボルトがあまり、必要なナットが少なくなる。



 そこでMonotaRO登場。各種の細目ボルトやナットが手に入る。写真一番右の銀色のナットは「8Tナット」。平たく言えば、高強度のナットで足周りに使われることが多い。写真には写っていないが、8Tボルト(半ネジ)も手に入れることができる。



 フランジナットには、ゆるみ止めの「セレート」(ギザギザ)がついている。



 ナットを買うことで、余っていたボルトの有効活用もできるようになる。
 また現在純正部品として売られているボルトやナットのメッキの色は銀色がほとんど。それに対してAZ−1のは金色。なぜ違いが生じたかというと、近年になり自動車用部品の六価クロム低減対策の影響でメッキの色が変わってしまったのだ。
 ところが、MonotaROでは「自動車用のナット」ではない仕様を仕入れているらしく、メッキの色が金色のままというのもAZ−1的には大変ありがたい(いつ変更になるかわからないが)。



 ナットやボルトは実用面以外にも効用がある。単価が安く1ヶから購入可能なため、購入価格の微調整ができるようになるのだ。MonotaROでは、消費税抜き価格3000円以上の購入で、送料が無料となる。送料を無料にするため、不急不要のものを買ってしまい、結果的に3000円を大きく超えるような価格になっては、MonotaRO側の思うつぼだ。
 そこで単価の安いネジで価格の微調整を行う。私の場合、3008円という価格に微調整できたことがある。「MonotaROで購入するAZ−1互換パーツ」という企画は、ネジで購入価格が微調整できたからこそ、最小限の出費で対応できた側面がある。