カウンタックQVXの音を聞こう

 今回は、QVXの音が聞けるのだ。こんな機会はめったにない。以前GCTVでQVXが走っているシーンが放映されたことがあるが、今回聞く音は全然違っていた。ベースとなった5000QVのエンジン音が炸裂する。


 テールパイプを見ると、矢印の通りマフラーがついている。しかも不細工なほど長い。これは後付のマフラー。あまりにうるさいからマフラーをつけてエンジンをかけた。



 では本来のサウンドは聞けなかったのかというと・・・マフラーをはずしてエンジンをかけてくれた。これが本来のQVXの姿なのだ。




 ではエンジンサウンドを聞いていただこう。前半はマフラーあり、後半はマフラーなし。マイクの性能がイマイチなので思うように再現できないのだが、後半の方が明らかに音が大きい。

QVXのエンジンサウンド 別ページで開きます

 さすがに5700ccの直管マフラーから出る音は大きい。マフラーが標準装備されている787Bとは比較にならない。「音が大きい」というレベルを超えて「鼓膜がエンジンサウンドと共振している」のがはっきりと自覚できるレベル。音が大きすぎて鼓膜が破れることがあるが、鼓膜が破れるとは音圧によって破れるのではなく、共振破壊が起こるのだろうと想像してしまう。それぐらいうるさい音だった。後から聞いた話によると、交通科学館から500mは離れた場所でも、エンジンサウンドが確認できたらしい。


 次頁では、その超うるさいエンジンの詳細を見ていく。