感性のマツダロードスター


日時:2012年6月2日
場所:広島国際会議場

 ロードスターの元主査(現山口東京理科大学教授)である貴島さんの基調講演が日本翻訳者協会の「第23回日英・英日翻訳国際会議」で行われたので、講演の音声と資料を紹介する。



 はじめは学会の基調講演だと思っていたのだが、皆さんラフな服装で、とてもそんな雰囲気ではなかった。おまけにやってくる人の大半は日本語がしゃべれる外国人。
 この基調講演の本来の目的は、「ある種の日本語」に相当する英語が存在しない場合の翻訳のヒントを披露することだった。ここで言うある種の日本語とは「感性」とか「人馬一体」のことである。が、内容はロードスターの話ばかりで本来の目的とはかけ離れた内容となってしまった。これはこれで我々にとっては面白かったのだが、本来の目的を・そして何らかの解決のヒントを求めてきた人にとっては全く物足りない話だったと思う。



 座席数から推定する参加人数は約200人。中にはロードスター乗りがちょこちょこはいた。が、本来なら会場の2/3は占めていてもおかしくない状況である。
 なんでロードスターオーナーの代わりに私が資料や音声をアップせにゃならんのだと言いたくもなるが、それは当HPが自動車趣味の本道をやっているに他ならない。ロードスターオーナーも早いこと自動車趣味の本道に回帰して欲しいと願わずにはいられない。


 掲載する資料は、当日説明に使われた使用から一部削除されたものである。講演開始何分目で何ページ目を説明しているかというような込み入った編集はしていないので、各自適当に見て欲しい。今回の講演者は貴島さんだが、初代ロードスターの主査はAZ−1の主査である平井さん。排気量こそ異なるものの、同じメーカー・同じ2シータ−・同じミッドシップである。どこでどうボタンを掛け違えてしまったのだろうか。ロードスターオーナーよ心より頼む、マツダの偉大なる名車のオーナーであることに目を覚ましてくれ。車の歴史や伝説はメーカー側が作るのではなく、また用意されたレールの上に乗っかることでもない。大本営の作り話を鵜呑みにすることでもない。たくさんの車を並べて喜ぶことでもない。オーナー自身が車で何を行い、車のために何ができるのかを主体的に考え実行して作り上げるものなのだ。そのためには最低限、大本営発表データ以外の車に関する各種のデータのどん欲な探求と蓄積が必要なのである。


基調講演音源 別ページで開きます

PS 音源の最後に質問コーナーがあるのだが、AZ-1オーナーたる者、このような自明の質問はゆめゆめしないように。



資料、その1
資料、その2
資料、その3
資料、その4
資料、その5