トミーカイラZZ

 前回に引き続きトミーカイラZZを見ていく。

 幅の広いサイドシルを利用したポケットにはシューズが。粋ですねえ。



 車の中心にはシャフトが通っている。シフトコントロール用のシャフトだ。ここが動く様を見ると、確かにリアにあるミッションのギアを変えているんだと実感がわいて楽しいかも。



 リアの詳細を見ていこう。いろいろと面白いものが見えてくる。





 スポーツカーには流用品が多い。前回見てきたとおり、メーターやスイッチは完全に汎用品。認証の必要なランプ類も流用品でないとコスト的にやってられない。そこで、どこのものが使われているか見てみると・・・
 リアのランプはバレオ製のFIAT用のものだった。



 サイドのウインカーは日産製。ZZはエンジンも日産だけど。



 気になるのはフロントガラス。ガラスのマークを見てみると、イギリス製だ。何の車の流用品だろう? ただ1つ言えることは、トミーカイラZZは日本で型式認定を取らず、イギリスの少量生産車の認可基準を通して輸入したということだ。
 余談ながら、AZ−1も実験・開発自体はイギリスでやったため、結果論で言うとトミーカイラのやり方の方が、安上がりかつもっと面白い車になったかもしれない。



 次頁からは、がらっと変わって軽自動車を見ていく。