M2 1015のモデル化は最初から仕組まれたものだった

 以前、CARAのモデルをレポートした際、M2のフォグの品番は「10-0321-3」ではないかと予測した。
 で、これが見事に大当たり。やはりM2 1015のモデル化は最初から仕組まれたものだったのだ。



 パーツリストをみると、M2のパーツリストはMSVのパーツリストを元に作られたのではないかということがわかる。さらにM2のフォグのツリー部分は最初から(ノーマルのAZ−1のパーツリストから既に)スペースが設けられていた。このことからもM2 1015のモデル化は最初から仕組まれたものだったと言える。

M2 1015 MSV ノーマル


 ではM2とMSVのどちらが早く発売される予定だったかを確認してみる。ボンネットなどがあるツリーの品番をみると、MSVの方が若い。このことから、MSVの方がM2よりも早く発売される予定だったことがわかる。



 以上でアオシマ製M2 1015のレポートはおしまい。一連のシリーズ展開は終結を迎えた。ABCの中で最後発のモデル化となったAZ−1だが、「災い転じて福となす」、「果報は寝て待て」。CADの発達により結果として他のABCより出来の良いモデルとして仕上がった。さらにノーマル、MSV、CARA、M2とそれぞれ専用パーツも出されたため、各専用パーツを組み合わせて「M2ボンネット+MSVリアウイング+CARAバンパー」といったモディファイも容易に可能となった。ここまでいろいろ展開してくれたアオシマには感謝感激!





 痛車展開もありそうな予感なので期待しよう。当然のことながら、将来的にはドアが開くモデルがでたらうれしいな。また「モデル化する車種が無くなった」とお嘆きの他モデルメーカーがあるなら、是非とも検討をお願いしたいところだ。