公道走行可能なT型フォード

 今回フォーカスして紹介したいのは、公道走行可能なT型フォード、つまり今から100年前の車である。日本最古の公道走行可能車両なのだそうだ。





 車両の貸し出しに協力いただいた方は↓。すごいですねえ。



 ご覧の通り、ナンバーが確かに付いている。しかも2桁ナンバーで、製造年に合わせて19-11となっている。つい最近になって登録した車ではないと言うことだ。



 ナンバーが付いていても、「車検が切れてほったらかし」といった車はたくさんある。公道をはしれるという証拠はというと・・・レーシングスクリーンに車検証のマークが付けられている。



 100年前の車でも、ちゃんと車検がとれるんだ。コンプライアンスを過度に重視する日本としては太っ腹の取り計らいだ。またこの車の存在は、車さえなんとか整備しておけば、また燃料などの消耗品も存続するのなら、AZ−1でも100年後にちゃんと公道を走行できる可能性を示すものだと言え、我々に大きな勇気を与えてくれるものだ。
 もちろん一般の人は「物珍しい」という観点で見てもらって全く問題ないのだが、特に旧車オーナーはどういう感想を持ったのか、聞いてみたい気もする。